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「こどもホスピス」に作品寄贈していただいたた皆様へ
 「こどもホスピス」ではないのですが、同じ施設内の大人のホスピスに入院されていた方のご家族から頂いたメールをご紹介いたします。(公開についてご了解いただいております)

皆さんのあかりが本当に役に立っている事をお知らせしたいと思います。

<心癒すあかりに見守られて>

2013年1月1日。最愛の母を、淀川キリスト教病院「ホスピス・こどもホスピス病院」で見送りました。1ヵ月あまりの入院生活ののち、69才にてその生涯を閉じました。

3ヵ月がたった今、ホスピスでの日々をふりかえってみると、もちろん「死」と向き合うというつらさはありましたが、「いのちのケア」をおこなうことができた、貴重な時間だったように思います。

母は、2012年8月末に、末期癌で余命4ヵ月と告げられました。自覚症状の出にくい膵臓癌からすでに多臓器に転移している状態で、もう手術も行えないとの診断でした。
突然の余命宣告に、残されたわずかな時間をどう過ごしていけばいいのか、本人も悩みましたし、私たち家族も、どう支えていけばいいのか悩みました。

はじめは、いのちのシナリオにあらがうようにして延命目的の抗癌剤治療を受けましたが、それは本人に身体的苦痛と精神的苦痛を与えるだけの意味のないものでした。
身体的にも精神的にも少しでも苦しみを和らげ、心穏やかに天国へ旅立てるようにしたい。本人のその希望を叶えるため、「ホスピス」という選択を選びました。

そうして出会ったのが、淀川キリスト教病院「ホスピス・こどもホスピス病院」さんの手厚い「寄り添いの看護」と、「照明塾」さんが「あかりバンク」の活動を通して寄贈された「癒しのあかり作品」の数々でした。

淀川キリスト教病院さんは、ホスピス病棟を有する病院として長い歴史を刻まれている病院ですが、2012年11月、全国初の「こどもホスピス」病棟を開設し、新病棟に移転されました。母は、その移転されたばかりの新病棟へ受け入れていただきました。

実際に母を「ホスピス」で見送り、感じたことは、ホスピスでは、終末期の身体的苦痛を取り除くといった「医療的なケア」ももちろん大切なのですが、終末期にあっても、その人らしい「いのちの存在」を大切にする「心のケア」が重要なのだということでした。
ホスピススタッフの皆さんの手厚い「寄り添いの看護」を通してそれが実現されていたおかげで、本人も家族も、残された「貴重な時間」を大切に過ごすことができました。

そして、新病棟の設計段階から、「心癒すあかり」で院内をまるごと包むことを提案された照明塾さんの力によっても、患者やそれを支える家族の心を穏やかにする「癒しの空間」が実現されていました。

院内のいたるところにあかりの作品があふれているのですが、「壁に取り付けたあかりの中からお気に入りのあかり作品を選んで自分の部屋に付ける」というアイデアは、特にすばらしいと思いました。

一般の病院なら、病室番号の下にネームプレートで名前が表示されているものですが、
ここでは病室番号の下にコンセントがあって、そこに選んだあかり作品を差し込めるようになっていました。その光景は、「素敵」とか「おしゃれ」とか「かわいい」とかいった表面的なものではなく、「私は確かにここにいますよ」という「存在のメッセージ」を発しているかのように見えました。各部屋に灯されたあかりのひとつひとつが、その人その人の存在を示す「いのちのあかり」に見えました。

入院してしばらくしてから、照明塾さんが「あかりバンク」の活動を通して寄贈された作品だということを知り、橋 田 裕 司 塾長さんとメールのやりとりを交わすうちに、塾長さんと、母が選んだ「ふくろうのあかり」の作者の 田 中 景 子 さんと、病院でお会いする機会に恵まれました。母の「死」には、素敵な「出会い」や「結びつき」がたくさんあったように思います。

「あかり」はあたたかいです。「心」をあたためてくれます。穏やかな時間と空間を作り出してくれます。

病院や老人福祉施設など、癒しのあかりが求められるところに作品を寄贈するボランティア活動として「あかりバンク」の活動を展開されているとのこと。実際に心癒された者の一人として、「あかりバンク」の活動の輪がどんどん広がっていくことを願います。

医療技術や福祉事業がどれだけ進歩を遂げていったとしても、やはりそこに大前提として必要なのは、「心のケア」・「魂のケア」なのではないかと思います。そのひとつの大きな力として、「あかり」が光をはなつのではないかと思います。

照明塾さんと素敵なご縁ができましたこと、神様に感謝いたしております。
皆さまのご活躍をお祈りします。

                             2013  3月 4日

 
   照明塾:塾長 橋 田 裕 司 様
                                坂 東 圭 美


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